先日、特に何かのお祝いという訳ではなかったのですが、実家に家族が揃う日があったので、久し振りに皆で手巻き寿司でもして食べようという事になりました。両親と姉妹2人の4人だけなので、具材も少なく簡単なものだけで、まぐろ・いくら・玉子焼き・しそ・カイワレ大根等を揃えましたが、もう一つだけ我が家の手巻き寿司に絶対欠かせない「サラダ巻き」の用意がありました。
サラダ巻きと言っても、カニの身を細かくほぐしたものとキュウリの細切りを混ぜてマヨネーズ等で味を整えたものを、寿司飯と海苔で巻くだけなのですが、これがとても美味しくて、皆大好きなのです。
カニの身を買って来てくれと頼まれた私は、いつも買っているデパートの地下の鮮魚コーナーに行きましたが、その日はもう売り切れてないと言われてしまいました。その後も近くのスーパーを2店まわりましたが、何故かどこも売り切れで、私は実家に電話して相談し、仕方なく代わりに「ほぼカニ」を買って行く事にしました。
私は元々カニかまぼこが好きでしたし、「ほぼカニ」も何度か食べて美味しいと思っていましたが、それで手巻きのサラダ巻きをしたらどんな味になるかは、分かりませんでした。実家で「ほぼカニ」を細かく裂いてサラダ巻きの具を作って味見をした時は、これはこれで美味しいと思いました。
しかし、実際に皆で手巻きを始めて食べ進めると、いつも本物のカニで食べている父が、これは蒲鉾だろ?と不満な顔をし、母も売り切れだったから仕方ないけどやっぱり違うわね…と言い始め、パッとしない手巻きランチになってしまいました。
あちこち探して苦労した私としては、だって「ほぼカニ」はカニじゃないもの!と心の中で愚痴るしかありませんでした。